キャプテン(主将)は名誉的な称号です。
監督や球団がリーダシップの資質を持つ選手を任命します。
期待されているのはチームのまとめ役。
日本のプロ野球の主将第1号は正確な記録がないので不明ですけれど、恐らく1934年に結成された大日本東京野球倶楽部(後の巨人)の久慈次郎捕手ではないでしょうか。
大リーグでは主将のユニホームの袖や胸に「CAPTAIN」の頭文字の「C」の文字を縫いこむことがあります。
日本のキャプテン・マーク第1号は2006年の巨人・小久保裕紀三塁手が右袖に付ける軍隊の階級章のような8センチのパッチです。
主将が注目されるのはチーム内にトラブルが起こったときの処理の手腕ですが、これは人望がなくては無理。
ヤンキースにこんな例があります。
1922年5月20日に主将になったベーブ・ルースは6日後の25日に“クビ”になりました。
ファンと乱闘騒ぎを起こしたからです。
わがままなスター・ベーブ(赤ちゃん)では、主将は務まらないのです。