世界中で人気ナンバー1の帽子が野球帽でしょう。
この人気者の起源ははっきりしていません。
一説には19世紀にイギリスでジョッキーがかぶっていた帽子が原型だろうといわれています。
野球でかぶられるようになったのは、実は野球が誕生してからしばらくたってからでした。
ツバつきの野球帽が広まったのは1864年の南北戦争以後のことです。
北軍兵士(ヤンキー)の間で人気のあった野球は、戦争が終わって故郷に帰った兵士たちによってアメリカ中に広がりました。
その兵士たちがかぶっていたてっぺんが平らな軍帽にジョッキー帽子の丸みが取り入れられ、いまの野球帽が出来上がったというのです。
大リーグの公式帽子は、風通しの小さな穴をあけた6枚の布を縫い合わせて丸部分を作り、ツバの長さは3インチ (7.6センチ) 、幅7インチ半 (19センチ) と決まっているそうです。
大リーグがお手本の日本の野球帽子も同じはずです。