『ペナント・レース』は、すっかり日本語として定着していますが、この言葉、アメリカでは1880年代から使われているそうです。
もちろん、ペナント旗(三角=ペナント=の優勝旗)を争う競争という意味です。
この三角形の優勝旗、これも1870年代には始まっていたようです。
 【1950年・毎日オリオンズ】 |
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セ・リーグ、パ・リーグはそれぞれリーグ優勝のチームに贈っていますが、すべてのチームの目標は日本シリーズを勝って手にするペナントです。
このペナントは、日本シリーズが始まった1950年から作られています。
その第1回日本シリーズのペナントは毎日(現在のロッテ)が獲得しました。
英語で「チャンピオンズ・日本ワールド・シリーズ・1950」と刺繍されています。
当時は、ワールド・シリーズをお手本にした日本シリーズは、日本ワールド・シリーズと名付けられていたのです。
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現在のペナントは「NIPPON CHANPIONS」とし、年号が入ります。
大きさは3メートル×1.4メートル。
制作費は100万円近くかかります。
ペナントを獲得した球団は額などに入れて飾るのが普通ですが、これとは別に本拠地球場のスコアボード/ポールに掲げるチャンピオン・フラッグ(やはり三角形の旗)も贈られます。
大きさは6メートル×1.8メートルです。
優勝の翌シーズンにセンターポールに掲げられるこの旗はペナントを代行していると言えるでしょう。
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 【2001年・ヤクルトスワローズ】 |
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